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Oranges and Lemonsのライブイベントの時、 ステージの代わりになればと、絨毯を敷く。 14年前にトルコを旅行した際の記念品だ。 この絨毯の上で、これから伝説となるであろう、 熱い演奏が行われている。 その絨毯を買った時の話。 イギリスでサッカーを観て、ハンガリーで知人を訪ね、 その後2ヶ月ほどトルコをまわるつもりで、まず、イスタンブール。 街を歩けば、絨毯屋の客引きがスゴイ! 子供から大人まで、親しげに近寄ってくるのはみんな客引き。 日本語を流暢に話す奴もいっぱいいて、よく勉強してて、感心した。 「一緒にお茶飲みませんか、 どこから来ました?東京?杉並区? あ~、新宿から中央線ね、総武線はめんどくさいね。 友達!見るだけ、タダ!!」 タダより高いものは無いことはよく分かってたけど、 せっかく来たから絨毯の1枚くらい欲しいなぁと、買う気を見せて、 何人かの客引きに付いて行って、お茶やら冷たい物を飲んだり、、、 相場のリサーチだけして、「やっぱり止めとく」と言って出てくる繰り返し。 スゲェいい街じゃん、のどが渇いたら客引きに付いて行けば何か飲めるぞ!! 観光に疲れたら絨毯屋に行こう!!! 何日かしたら、彼らの情報網に知れて、買う気の無い奴ってばれて、 相手にされなくなった。 イスタンブールは物価が高そうだし 客引きも絨毯屋の人も強欲そうだし、絨毯は買わなかった。 田舎の町で、親切で素朴な人の絨毯屋で買おう、、、、きっといるはずだ、、、、 数日後、エフェスの遺跡を見る為に、セルチュクという町に行った。 バスを降りると、ホテルの客引きがわんさか! その日はテニスのウィンブルドン決勝(ベッカーVSサンプラス)の日。 今日はテレビとエアコン付の部屋を取って、ベッドの上で缶ビール片手に観戦したいぞ。 客引きの少年に、俺はテレビ付の部屋が欲しいんだと告げると、 「ノープロブレム!」 ホントかよ、、、 このノープロブレムほどあてにならないものは無いが、付いて行く。 案内された安宿のフロントで確かめると、やっぱりテレビ付の部屋は無い。 「だろうと思ったよ、他を探すよ、、、、」と出ようとしたら、 奥の方からオーナーみたいなおっさんが出てきて、 「テレビは私の家で見せてやる。私も見るつもりだ。だからここに泊まれ。」 それも面白そうだと、泊まる事にして、荷物を置いてすぐ、そのおっさんの家に車で向かった。 着いた家は、おっさんの家ではなさそうで、親戚か友人の家らしい。 突然の事に、その家の人たちみんなビックリしてたぞ。 それでも俺にお茶を出してくれて、リビングルームでテレビ観戦。 おっさんも俺の隣で一緒に観てたが、 「テニスは何分で終わるんだ?」 「はぁ? 早けりゃ1時間、長引いたら3~4時間かかるよ。」 そりゃあたまんねぇと、おっさん出て行っちゃった。興味ないんじゃん!! まったく知らない家族と試合終了まで観て、誰かが電話でもしたのか、 また、おっさんが迎えに来た。 ホテルに戻ると、一緒に晩飯食べて飲もうと誘ってくれた。 羊肉の串焼きをしこたま食べて、ビールとラクというリキュールをしこたま飲んで、 全部おっさんが奢ってくれた。 「ここはいい所だから、ゆっくりしていきなさい。 私は礼儀正しい日本人が大好きだ。アメリカ人やヨーロッパの連中は嫌いだ。 加山雄三とか黒澤年男に似てるって言われてるんだよ、日本人からは。 これから困った事があったら、いつでも私に電話しなさい。」と、名刺をくれた。 酔いもまわり、いい気分で部屋に戻り、いい人もいるんだなぁと思いながら、 ベッドの上で「地球の歩き方」をパラパラめくっていると、、、、 『セルチュクの雄三さんには要注意!無理やり高い絨毯を買わされます。』的な記述が! あのおっさんの事じゃん! 悪名高き有名人の御本人じゃん!! 会っちゃったよ!捕まっちゃったよ!一緒に飲んじゃったよ! こりゃぁ面白しれぇ!!! (以下次号)
by gascoigne8
| 2009-05-20 17:30
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